オススメBL
いつかの腐女子会のときに、この文をしたためたのですが、ここで供養させていただきます。
『犬とつばめ』雨隠ギド
「死」という重いテーマを題材にしているため、全体的に暗い独特の雰囲気が根底にある作品。それでいて、読後感は後味が悪いわけではなく、ほんのり暖かい気持ちになれる。
幼いころ遊んだきりの友達と高校で再会するというよくある設定ながら、犬に見せかけて闇を抱えた幼馴染と無邪気な主人公が対照的に描かれていて、さすがギドさんだという一冊である。
『夜はともだち』井戸ぎほう
「いたぶること 唯一ゆるされた愛しかた」との帯の文句にその通りとしか言えないすばらしいSM作品である。ノーマル似非S×真性ドМの物語で、単なるSMとはまた違い、自分は嫌々やっていることを相手が喜ぶという温度差がある切ないBLとなっている。心と体のすれ違いの描写、二人が体を重ねながらも心は離れていくという泥沼にはまっていく様は、これこそBLの醍醐味だともいえる。
『うーたんとふみ』再田ニカ
「こんなBL待ってました!」と思わず叫びたくなったすばらしいマッチョ受けBL。月一でウサ耳が生えるマッチョ幼馴染うーたんに片思いするふみだが、うーたんのジューシィボディにメロメロで…!というラブコメでありながら、受けであるうーたんのエロさにこちらまで興奮しっぱなしで、大変心臓に悪い作品となっている。うーたんかわいい。
『過剰妄想少年』ぴい
タイトルの通り妄想だけでオ●ニーできる少年がその秘密をクラスメイトに知られてしまい脅迫されてしまうというBL。設定だけでエロさが漂っているが、中身もエロスがあふれている。「言葉」だけで体を反応させて受けが調教されていくのは「言葉攻め」というジャンルにも収まりきれないエロさがあるといえるだろう。妄想力は世界を救う。
どれもオススメなので興味のある方はぜひ!